2018年3月31日土曜日

単語帳

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60の手習いでポルトガル語を勉強している。ギターが弾けるようになったらボサノバを歌いたいから。
単語を覚えるときは昔から単語帳を愛用してるけど、外出先で少し時間があるときなどにiPhoneのアプリが使えると便利。

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これは「i単語帳」というアプリで以前から愛用している。
紙の単語帳に加えてアプリの単語帳を作るのは二度手間だと思うかもしれないけど僕はこのスタイルが気に入っている。そのやり方というのが、


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まずapp storeでi単語帳をダウンロード。


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次にDropbox上にエクセルでこのような単語帳のもとになるファイルを作る。


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ファイルが出来たらまず「ポル単語帳」などの名前を付けて通常のエクセル形式で保存し、続いて同名でCSV形式で別名保存。


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iPhoneでDropboxを開き、赤矢印の(・・・)のところを開き、


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エクスポートを開く。


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「別のアプリで開く・・・」を選択。


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「i単語帳にコピー」を選択。


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するとこの画面が開いて完了。


ここで注意すべきことが一つ。
次回単語を追加する時にDropboxに保存されている単語帳のCSVファイルを開いて、そこに単語を追加入力して保存すると、なんと!B列の内容が勝手にA列の単語の後に連結したり、単語が消えたり、せっかく入力したポル語の綴り字記号が文字化けしたりする。
したがって入力するときは必ず通常のエクセルファイルを開いて入力し、それを毎回CSVに上書きで別名保存してi単語帳に飛ばす必要がある。
もっと簡単な方法があるかもしれないけどが僕はこのやり方。



2018年3月29日木曜日

日を楽しめ

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ギター教室の日。渋滞していたので教室に7分遅れて到着。
緊張しているせいかpractice 2が終始たどたどしい。

ワキをもう少し緩めてワキの空間を意識すること。
二の腕から先の重さを弦に伝えるようにすると抑えやすくなること。
なるべく手掌をネックに接触させて屈曲させた指群で「箱」を作るイメージ。
ギター練習は30分やって1時間休憩すること。
コードチェンジは前コードの押指を上手に使うこと。

桜咲くいい天気。「日を楽しめ」という言葉が浮かぶ。
ベランダにデッキチェアを出して空を眺めながら煙草の香りを楽しむ。
午後遅く昼寝。京極夏彦の遠野物語remix届いて少し読む。



2018年3月27日火曜日

弦高を下げる

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ギター練習をしていて思ったのが、ネックの先の方はコードが押さえやすいけど、ネックの手元に近づくとコードが押さえにくくなる。弦とフレットの間の距離が離れているため弦を抑えにくいのだ。固くて抑えにくいんじゃなくて、距離があるからブレやすい印象。

ネットで調べると12フレットでの弦高は6弦で4ミリ、1弦で3ミリが標準のような記載があり、僕のギターでは6弦で5.5ミリもある。たぶん強く弦を弾いたときの弦の振幅を稼ぐために弦の全長の中央付近の弦高を高くしているのだろう。でも僕はボサノバを静かに弾きたいと思っているので弦の振幅はもっと小さくていいのだ。

弦高はネックの方にあるナットという部品とブリッジ側にあるサドルという部品の高さによって決まるわけだが、サドルはネットで部品が売っており、弦高を下げたければこのサドルをヤスリで削って高さを低くすれば良いらしい。試算するとボディからサドルの頂部までの距離を4.7mm下げると12フレットレベルでの弦高が4mmぐらいになるとわかったが、4.7mmも下げるとなるとサドルの高さがなくなってしまう。うーん、おかしい。しかしともかくサドルを3ミリほど削ってどうなるかやってみようと考えた。

ただここまでは頭の中だけの考えだけどギターを含め楽器というのは非常に繊細なものだ。しろうとが生半可な知識でいじって楽器を駄目にしてしまっては魂を込めて製品を作った製作者に申し訳が立たない。それにそもそもこのギターを買った店のひとも無料調整の保証がありますと言ってたんだから、勝手なことをせず店まで持っていけばいいじゃないか。

とはいうものの、こうと思ったらいても立ってもいられないのが僕の悪い性分だ。半ば犯罪を犯すような気分で作業を始めてしまった。不手際な泥棒が、見つからないうちに済ませてしまおうという心持ちで取り掛かるものだから当然作業は荒っぽくなる。全ての弦を緩めて、サドルを外そうとすると、これがびくとも動かない。簡単に外れると予想していただけにここで気持ちが大いに焦る。うーん、見込みと違う!

そこでサドルを固定している6弦側のブリッジの溝に細いマイナスドライバーを差し込んで強引に持ち上げようとしたら、ブリッジの溝のお尻側が「メリッ」と嫌な音を立てた。わずか数ミリだが溝のヘリが剥がれてしまったのだ。目の前が真っ暗になる。あー、やってしまった。
しばらく呆然としていたが乗りかかった船だ。今度は1弦側の溝にマイナスドライバーをあてがって、今度は慎重にゆっくりドライバーをわずかに左右にローリングするようにねじりながらサドルを持ち上げていくと、おお!ようやくサドルが浮き上がった。

さっきの6弦側の剥がれた木の部分はアロンアルファで接着し、気を取り直して外したサドルを手で持って眺めてみる。これを平ヤスリで削ればいいわけだ。ところがどっこい、このサドルの材質は何かわからないが、硬くていっこうに削りが捗らない。うーん、これでは埒が明かないと思いカッターで少しずつ削っているうちにサドルの底面がデコボコになってしまった。このサドルの底面はもちろん真っ直ぐでなければならないのだ。どうしようと思い、時間がかかってもいいから慎重にやろうと考え、その後ヤスリで少しずつコスッて、だいぶ時間はかかったがサドルの高さを3ミリほど低くすることが出来た。やれやれ。再びサドルをブリッジに装着し弦を張り直してみると、6弦12フレットで弦高は1ミリ下がって4.5ミリになった。

あー、やっと終わった。弾いてみたら明らかに弾きやすくなっている。あーよかった。汗かいた。一時はどうなることかと思った。たったこれだけのことなのに随分苦労した。
後日サドルを万力で固定して追加作業した様子はこちら

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2018年3月25日日曜日

アヒル




ジョアン・ジルベルト75歳とカエターノ・ヴェローゾ64歳。曲はO Pato(アヒル)
僕がボサノバギターを習い始めたのは自分で楽しむためもあるけどトシをとったら周りの人のお世話にならないと生きていけなくなるとしても、お世話になりっぱなしじゃなくて自分以外のひとになにか良いものをプレゼントできる能力を身に着けておきたいと思ったから。
こういうチャーミングなジイさんになれたらいいな。



おまけ


ベサメ・ムーチョというのはベサはkiss、メはme、ムーチョはa lot。
ベサメ・ムーチョはkiss me a lot(いっぱいキスして)。
前半でカエターノ・ヴェローゾがジョアンに何度か歌の引き継ぎをお願いするジャスチャーをするけどジョアンは気付かない(?)。一曲おわってカエターノがジョアンに「歌ってってサインを送ったのにぃ」と。それで二回目はジョアンが歌とギター。微笑ましい光景。



2018年3月24日土曜日

ブレイクスルーが遠い

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2月からボサノバギターを習っている。
はじめは意気込んで毎日弾いていたが腱鞘炎になりかけて今は適度に間を空けて弾くことにしている。60歳から何かを始めるというのは一事が万事この調子で、気持ちは前に進もうとするが必ず身体の方が反旗を翻す。

テキストは先生に勧められた「弾き語り&ソロで楽しむ!憧れのボサノヴァ・ギター名曲選」。
練習曲のPractice 1がつかえながらだけどなんとか弾けるようになったのがうれしい。

その練習の中でいつも感じていることがある。
例えば下の楽譜のFM7からB♭M7のコードチェンジがスムーズに出来ない。
コードとコードのあいだに生じる「間」を縮めるために繰り返し練習するが運指のたどたどしさはもちろん、間が縮まらないのだ。

それで思い出すのが小学校時代の話。
あるとき音楽の授業で教科書の課題曲を次の時間までにリコーダーで練習してきなさいという宿題が出た。それは結構難しい曲だったのでみんなは「こんなの吹けないよ」とボヤいたが、僕はちょっと挑戦してみようと思って家に帰ってからすぐに練習を始めた。
窓の外では雨が降っていて、僕は窓枠に座ってひたすらその曲を吹き続けたらかなりスムーズに吹けるようになった。

僕の敬愛する伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」の「最終楽章」に次のような文章がある。
「東京に住むようになってからしばらくして、わたくしはふとした機会に思い立ってヴァイオリンを習い始めた。二十一歳であった。
嘗てバッハ気違いの弟が弾いてくれたアルマンドやジーグは半歳くらいで弾けるようになった。毎日、四時間も五時間も弾いた。それが二年くらい続いた。わたくしは自分の生涯の余暇を悉くヴァイオリンに捧げても惜しくない、と真剣に考えた。
わたくしは何人かの教師を渡り歩いたが、やはり最大の教師は、カール・フレッシュの「ヴァイオリン奏法全四巻」であった。この本にめぐりあっただけでも、わたくしはヴァイオリンを習った甲斐があると思っている。
この本によって、わたくしは論理的な物の考え方というものを学んだ。自分の欠点を分析してそれを単純な要素に分解し、その単純な要素を単純な練習方法で矯正する技術を学んだのである。
どんな疑問が起きようと、答えは必ずカール・フレッシュの中に見出すことができた。現実の教師たちはあまり役に立たなかったようである。」

僕がこの歳になってギターを習い始めたのはこのヨーロッパ退屈日記によるところが大きいが、「自分の欠点を分析してそれを単純な要素に分解し、その単純な要素を単純な練習方法で矯正する」というのは楽器の習得にとどまらず人生を生き抜いていく上で非常に重要な方法論だと思う。

そういうわけで僕はそれを信じて繰り返し練習するのだが、「ある日急に出来るようになるブレイクスルーポイント」は歳をとるとなかなかやってこないというのも、どうも事実のようだ。

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2018年3月23日金曜日

還暦


 還暦になったらいままで忙しくてできなかった趣味や運動をやって、いっちょ若返ってもう一花咲かせようなんて思ってるんじゃないだろうか。いや自分はそうだった。
でも還暦っていうのは文字通り暦が一周回ってもとに戻るわけで、赤ちゃんに帰るということなのだ。マウンテンバイクで野山を駆け回るという発想はよろしくない。下りの山道でモーレツにひっくり返って肋骨を折った私が言うんだから間違いない。

いやそういうことをしてはイカンというわけじゃないが赤ちゃんらしくよちよちから始めるべきだろう。ハイハイからよちよち、何にせよ段階を踏むことだ。








2018年3月22日木曜日

はじめに


10年前から別のブログで写真を中心にあれこれ書いてきたけど、こちらのブログでは60歳でセミリタイヤした日々について思いついたことを書いていきたいと思う。
テーマは主に今年2月から開始したジョギングやマウンテンバイクやギターやポルトガル語が中心。

昼前に暖かくなってきたのでジョギング3キロ。今日はなんと歩かずに。とぼとぼだけど。キロあたり11分。おとといは少し走っただけで胸が苦しくなって、走ったり歩いたりの繰り返しだった。この胸の苦しさはネットでは肋間神経の痛みという意見が多いみたいだけどちょっと違うような気がする。少なくとも心肺機能が低いことから来ていることは事実なのでゆっくり走ろう。心室細動をおこさないように気を付けねば。